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不思議な井戸が幸運を呼ぶ☆茨城のパワースポット息栖神社

茨城県神栖市にある息栖神社は東国三社の一つとされ古くからの由緒ある神社です。日本三霊水の一つに数えられる清水があり、江戸時代から大正にかけて関東の聖地として栄えました。最近は幸運が舞い込むパワーポットとして女性に人気です。

この記事を書いた人: かぼす
かぼす

息栖神社(いきすじんじゃ)

 
息栖神社の創建は第15代応神天皇の御代(270~310年)とされ、2000年以上の歴史があります。
平安時代から続く茨城県鹿嶋市の鹿島神宮、千葉県香取市の香取神宮とともに「東国三社」に数えられる格式の高い神社です。
 
息栖神社は鹿島神宮、香取神宮とともに東国三社と呼ばれ古くから信仰を集めてきた神社。岐神(くなどのかみ)を主神とし、相殿に天鳥船神(あめのとりふねのかみ)、住吉三神を祀っています。天鳥船神は交通守護のご霊格の高い神様で、鹿島大神の御先導をつとめられた神様。江戸時代には東国三社への参詣は「お伊勢参りの禊ぎの三社参り」と呼ばれるほど篤い信仰を集めました。

御祭神と御神体

御祭神は岐神 (くなどのかみ)と天鳥船神(あめのとりふねかみ) 、住吉三神(底筒男命・中筒男命・表筒男命)です。
厄除招福、交通守護と海上守護、水産や漁業のご利益があります。
全国でも珍しい、井戸が御神体の神社です。

松尾芭蕉も訪れた 江戸時代の巡礼の聖地

東国三社を参拝すると伊勢神宮を一度参拝したのと同じ御利益が得られるといわれています。
江戸時代には「東国三社参り」として関東以北の人たちがこぞって参拝する風習があり、とても賑わっていたそうです。
 
 

松尾芭蕉の句碑

神門をくぐり参道を進んでいくと、松尾芭蕉の句碑が立っています。
 
江戸時代には利根川は江戸の水運を担っていて、多くの人が往来していた。息栖はその一つの要を担っていて、交通安全の祈願などのために、数多くの人が参拝した

 

昔、海がずっと近かった頃、この辺りは広大な内海で、香取神宮や鹿島神宮も海に面していました。

いちど神社から出て真っ直ぐ歩くと、息栖神社の一の鳥居があります。<息栖の津>と呼ばれたここは、船着場としてかなりの賑わいがありました。

 
 

力石

力比べは神様の前で体と精神を鍛えるために行われたそうです。
 
芭蕉句碑の隣には、祭礼の際に若者たちが力比べをしたと伝えられる「力石」があります。
神聖な場所で行われた力比べは、神様と一体となるという意味もあったのかもしれませんね。
 
 

御神木 夫婦杉

本殿脇にある夫婦杉は樹齢1000年といわれ、夫婦円満と安産の御利益があります。
 
本殿の脇には樹齢1000年という夫婦杉もありました。
夫婦杉のようないいカップルになれる縁がくるようにお願いしました。

日本三霊水 「忍潮井(おしおい)」

忍潮井は海水と淡水が交じり合った汽水域にあり、息栖神社で一番のパワースポットです。
 

 

神社の手前に立つ一の鳥居の両脇には四角い井戸がある。そこに小さな鳥居が立てられ、下から泉が湧き出ている。これは「忍潮井(おしおい)」と呼ばれ、辺り一帯が海だったころ、潮の中から清水が湧き出す様子からそう名付けられたとされる。

 伊勢(三重県)の明星井(あけぼのい)、伏見(京都府)の直井(なおい)とともに「日本三霊泉」の一つに数えられている。

幸運と縁結びを呼びこむ水瓶

 
2つの忍潮井には、銚子の形をした「男瓶(おがめ)」と、土器の形状の「女瓶(めがめ)」と呼ばれる瓶が据えられている。その姿が見えるのは、水が澄んでいるときだけで、見ることができた人に幸運が舞い込むといわれている。
 
忍潮井には「男瓶の水を女性が、女瓶の水を男性が飲むとその二人は結ばれる」という御利益があるとされ、女性に人気のパワースポットとなっています。
 
 

【仕事運アップ】ほっかむり姿のかわいいお稲荷さん

 
参道脇にあるほっかむりしているお稲荷さんは仕事を引き寄せてくれるご利益がある。
 
赤いほっかむりを被った可愛らしいお狐様が「いらっしゃ~い♪」と招いてくれているような…とても良い雰囲気の稲荷社でした。

息栖神社へのアクセス

 

息栖神社は住宅街にあり、交通の便が良くありません。
車で行くか、電車で行く場合は、JR成田線小見川駅から車で約15分の距離です。
東国三社巡りのバスツアーを利用するのもおすすめです。

神社の周りにはお店もなく、社務所が閉まっている場合もありますので、参拝の際は電話確認をおすすめします。

◆住所:茨城県神栖市息栖2882
◆電話:息栖神社 社務所 0299-92-230
◆参拝時間:参拝自由、料金無料、駐車場
◆駐車場:無料
◆公式HP(神栖市HP内):http://www.city.kamisu.ibaraki.jp/8537.htm

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